組織とは職能集団のことです

職能型組織とは

最少人員で最大の成果を上げる。

これが組織の目的です。

組織がないまま、少数精鋭で各自が何でもかんでも処理するには

仕事量の限界が来ます。

そこで人を増やしてゆくと、必然的に役割分担の必要が出て

きます。

各自が互いに重複的な仕事をすれば、仕事の効率が低下する

からです。

役割分担とは、持ち場を決めて各自の業務に専心することです。

つまり、持ち場ごとに特定の機能が割り当てられるということです。

これが、職能型組織の構造です。

仕事における機能

職能とは、仕事における機能です。

かつては、組織形態の様々な考え方が提起されてきました。

先進的な組織形態として、各人のポジションを固定せず、

それぞれが複数の役割をこなすサッカーチーム型の組織なども

提案されました。

しかし、例外的な業界もありますが、現在の組織のほとんどは

本質的に職能型です。

組織はスキルの集合体

職能型組織は、元々、そのポジション特有のスキルを求めて

います。

転職先の組織で確実な“持ち場”を得るには、最低限のスキルを

早く掴むことです。

研修などで、部署ごとに基本業務を教えてくれる会社もあります。

けれど、多くの会社はそれほど懇切丁寧で優しくはありません。

「習うより、慣れろ」の精神で、実践の中で習得してゆくことが

多いでしょう。

状況に合わせて機能を拡大できるか

むしろ、そういった状況での職能に対する自主性が大切です。

職能は、会社が明示的に示すとは限らないからです。

また、状況によって守備範囲も変わります。

決められていないが、求められている役割を察知するのが自主性

です。

自分のポジションに求められる役割は柔軟に理解すればいいの

です。

そうすると、スキルの幅も広がってゆきます。

仕事のプロとは、自らの職能を非常によく知っている人です。