思い切って、経営者になってみるのはどうですか

現在の職業人生の先を見る

転職を機会に、目標を「経営者

になる」と設定しては?

スタートアップだけのことでは

ありません。

エグゼクティブ・エージェント

からのオファーがなくてもいいです。

転職先で、興味のある仕事や会社に出会ったら、トップを目指すのです。

別にキャリアの最終目的でなくてもいいのです。

一定の修行を経て、企業経営者という独特の経験を積んでみるということ

です。

経営者責任者となった時、刺激的な人生経験が得られるでしょう。

この経験は人生でも格別な、得難いものになるでしょう。

ほんの一握りの方々にしか得られないスペシャルな体験です。

見える風景が一変するでしょう。

人生観が大きく変わるかもしれません。

見える世界が広がる

経営は、それまでの経験が最も活かせる仕事かもしれません。

業種の一貫性がなくても、経営者にはなれます。

また、経営者としてのキャリアを積めば、その後の選択肢も増えるで

しょう。

経営で一定の実績を上げれば、その後の転職では特別な存在感を示せる

でしょう。

社内の最高権力を握るという現世的なことではありません。

経営者になれば、人生における貴重な体験の数を増やすことができます。

自分が経営になったら、と想定してみる

経営者の適齢期は決まっていません。

しかし、「経営者になろう」という目的意識は早期のほうが良いです。

年齢や年代が条件というわけではありません。

若いうちに経営への関心を持つ方が、長い先を見られるということです。

なぜなら多くの若い人は、目先の待遇や、漠然とした昇進についての関心

の方が高いからです。

経営に対する好奇心が不足しているように見えます。

もっと大きな観点で、仕事の世界を眺めてみることが大切です。

現在地は終点ではない

経営者になることを秘めて転職してきた人は、職業意識が高いです。

20代、あるいは30代で、部長や取締役といった職位になるという意識と、

その上のトップにチャレンジする意識には大差がありません。

昇進経過のどの職位でも、仕事意識も違ってきます。

職業における現在地は、常に現在進行形である、というとらえ方です。

自分で自分の、本心でのキャリアプランを更新してゆきましょう。

経営スキルは後からでも間に合う

世の中には、若くて優秀な経営者は乏しいです。

数字が読めて、十分な自己表現ができ、組織の弱点を見抜く。

自分自身で意思決定ができる。

これが経営者の骨格となるスキルです。

安心してください。

この世には、”数字”、”自己表現”、”組織観”といった基本的なスキルすら

十分ではない経営者はたくさんいます。

若いからといって、経営者になることに躊躇する必要はありません。

ナマイキでもなんでもなく、自然な発想です。

すべての経営者の中で、最も多いのは凡庸な経営者だからです。

こういう点では、どこの会社も若くてイキのよい社長を潜在的に望んで

いるのではないでしょうか。