書くことで思考は磨かれる

初めは忍耐力

ビジネスでは、書くことと話す

ことの2つは必須要素です。

報告書とプレゼンはその象徴で

す。

書くことは、話すことにとって

も基礎になります。

書くことができれば、プレゼンでも会議でも講演でも、話す場所ではいく

らでも応用できます。

初めのうちは、書くことの”形式”には縛られないほうが良いでしょう。

早く正確に

報告書もプゼレンも、情報共有のための手段です。

書くことは、仕事社会を生きてゆく上で、使いこなす主要なツールなの

です。

意思決定の根拠や、装備すべき知識を周知させることが目的です。

ですから、美文や名調子は必要ありません。

ひたすら、的確な内容と伝達速度が求められます。

手早く、正確に伝達できれば、それでオーケーです。

結論を最初に簡潔に述べること以外、その中の形式は自由です。

書くことに慣れる

良文を書くには、良文をたくさん読めと昔から言われています。

しかしその良文なるものが、多くの場合古典や著名なベストセラーなどを

指すことが多いような気がします。

そのような良文の枠を超えて、読んで面白ければなんでも良文です。

推理小説、恋愛小説、ノンフィクション、アニメ、ネット、雑誌、等々。

1人ひとりの作者の表現で、自分が分かりやすいという印象が多いほど、

自分の使える素材になります。

多読家でなくとも、他者が書いたものを自分の好みでインプットする。

同僚や上司の発表・プレゼンなども勉強材料です。

書くためには、これを積み重ねることです。

書くうちに好きになってゆく

正確でむだのない文章を書くためには、とにかく書き続けることです。

書けば書くほど、慣れてきます。

話も同様で、場数を踏むほど話すことに抵抗が減ってゆきます。

日報、日記、反省メモ、メール、伝言など、短文を意識して書く頻度を増

やすことです。

一定量を書き重ねると、書くことが苦痛ではなくなります。

ある時から、書くことが好きになって行く傾向があります。

ビジネス文書は難しくない

書くことの大きな産物は、書くことを繰り返してゆくと、自分の頭が整理

されてゆくことです。

例えば、焦点が絞られたり、文章の配置を不自然に感じたり、適当な事例

を思い出したり、不要な部分が見つかったり。

他者に短時間で伝達し、最少の文章で理解してもらう。

この点を意識するだけで、書きながら、同時に文章の構成を考えている

自分がいることに気づくでしょう。

書くことと考えることは、同時並行していることが分かります。

書くことと考えることは、相互に刺激を与えています。